真岡鐵道「SLもおか」は運休を継続 栃木の緊急事態宣言解除後も当分の間

栃木県の緊急事態宣言は解除されますが、真岡鐵道の「SLもおか」は運休が継続されます。
(2021年2月5日20:10更新)「SLキューロク館」の臨時休館継続について追記しました。

蒸気機関車C11形がけん引する真岡鐵道の観光列車「SLもおか」
蒸気機関車C11形がけん引する真岡鐵道の観光列車「SLもおか」

真岡鐵道は、緊急事態宣言の対象に栃木県が追加されたことを受け、2021年1月16日(土)から蒸気機関車けん引による観光列車「SLもおか」の運転を見合わせています。2月7日(日)をもって栃木県が対象区域から除外されることが政府から発表されましたが、同社は「SLもおか」の運休を継続します。

理由として、「SLもおか」の利用者は首都圏各地からの来訪がメインであり、近隣1都3県の緊急事態宣言は延長されるためとしています。

2月6日(土)から当分の間運休となるのは、「SLもおか」下り6001列車(下館駅10:35発・茂木駅行)と上り6002列車(茂木駅14:26発・下館駅行)、ならびに電気機関車けん引の客車列車下り6103列車(下館駅16:03発・真岡駅行)です。なお、SLの運休日にあたる土・日曜には、上下各1本の臨時列車が運転されます(下表を参照)。

【図表で解説】真岡鐵道 「SLもおか」運休を継続

真岡鐵道によると運転再開の時期は、緊急事態宣言の解除や新型コロナウイルス感染症の拡大状況を鑑みつつ決定するとしています。

なお、1月15日(金)から臨時休館している真岡駅前の体験施設「SLキューロク館」は、緊急事態宣言が解除されることに伴い2月8日(月)から再び開館します。9600形蒸気機関車(通称「キューロク」)の自走運行や、「助士席乗車体験」「車掌車乗車体験」のイベントも通常どおり土日祝日に実施されます。

(2021年2月5日20:10追記)「SLキューロク館」は2月8日(月)から営業を再開する予定でしたが、2月21日(日)まで臨時休館が継続されることが発表されました。これは、栃木県が2月8日(月)〜2月21日(日)の警戒度レベルを「特定警戒」とし、不要不急の外出自粛などを要請していることを受けた対応です。

また、1月19日(火)から臨時休業していた「真岡駅東口売店(SL館)」についても、緊急事態宣言解除の翌日2月8日(月)から営業再開となります。